自転車に関して。
ここ最近、駐輪場所整備の必要性を書いていますが、自転車の走行環境についても改善を図る必要があります。
自転車レーンの整備といったハード面と、自転車利用者の尊法遵守徹底といったソフト面です。
自転車道を使ってどこへ?(2008.12.05)で出てきた藤沢市の自転車道・自転車レーン整備の話。
その後今のところ何も聞こえてきませんが、最近ネット上で興味深い記事を見かけ、実際に視察してきました。
第18回 事故4割減! 宇都宮市に登場した“安全な”自転車レーン(ECO JAPAN・2009.04.14)
カラー舗装(自転車レーン)の整備によって、自転車と歩行者の関係する事故が減ったんだとか。
本来の走行方法である自転車の車道走行を促す上で、カラー舗装は視覚への訴求効果が期待できると思います。
どれだけ先進的な自転車社会の構築が実現しているか、期待に胸膨らませたわけですが。

・・・・・
凄い行列!
って違いますね。自転車自転車・・・

情報通り、郊外の一部の道路ではありますが、“自転車レーン”が描かれています。
自転車は車道走行が原則ではありながら、並行して後方から来る自動車やバイクに対してやや引け目を感じることもありますが、これだけはっきりと「自転車専用」と描いてあれば堂々と走行できますし、危険な自転車の歩道走行も抑制できそうです。
ところが・・・

だめじゃんwww
何人もの自転車利用者が“逆走”をしています。
これはちょっと危険です。車両の左側通行を定めた法規に違反するのはもちろん、自転車同士がすれ違う時に自動車と接触したりする恐れもあります。
ハードの整備に利用者の意識が追いついていません。
と思ったら、こんな傷痕が。

自転車レーンの起点において、なぜか逆走自転車に対して歩道に戻るよう矢印で促しています。
舗装や塗装の新しさから、単なる施工ミスと推測したいものですが、あるいは当初対面走行を誤認していたのでしょうか。
それはともかくとして、一部の道路に「自転車専用」と大きく描いたり、カラー舗装としたことは評価できるものの、交差点ではレーンをなくして歩道へ誘導していたり、中心部へのレーン整備が未着手だったり。そして現実の利用状況もあって、冒頭のセンセーショナルなリンク記事はいささかオーバーに感じたのが正直なところです。
すると、わざわざ1000円高速湘南新宿ラインに何時間も乗らなくても、もっと近くにも自転車レーンが整備されていると。

東京都世田谷区。田園都市線三軒茶屋駅に近い「明薬通り」のおよそ600メートルの区間で、社会実験として行われているものだそうです。

ここも試行錯誤の跡があって、歩道側の自転車走行帯路面標示に、白い目隠しが施されています。
当初、歩道の自転車走行帯は逆向きの一方通行としていたものを、区民の意見を受けて交互通行可能へと改めたようです。
より現実的で良いと思います。

バスベイの処理もなかなか刺激的(笑)です。
横断歩道では、横断待ちの歩行者がいれば自動車同様、自転車も一旦停止するように停止線が律儀に引かれていますし、自転車レーンの施工区間外でも自転車の車道走行が見られ、車道走行の動機付けにも効果が上がっているようです。
少々違った印象を受けた2例でしたが、基本的にはどちらも同じ。
自転車の車道走行という原則の延長上にある、車道の一部を標示やカラー舗装で「自転車レーン」として明確化したもの。
上手に活用すれば、レーンの無い道路をも含めた、自転車利用意識の向上にも役立ちそうです。
ついでに、同じ三軒茶屋駅近くで見かけた公園。公園に駐輪場とは、有りそうで無かった物です。

もう一つついでながら、以前貼っていたものの過去記事を整理してしまったために消えてしまったドイツの環境都市・フライブルクの写真。
LRTの拡充も進んでいますが、郊外の電停や商店街には駐輪場も整備されていて感心します。
下の写真は交差点の、日本で言う左折レーンと直進レーンの間に標示された、自転車の直進レーンです。

車道を割って自転車レーンを描いてしまうのはなかなか大胆。
ちょうど藤沢でいうと、国道467号下り・東電前交差点のような所。私は直進レーンを自転車で走行しますが・・・
長くなりましたが、私は柵で隔離するなどした「自転車道」(藤沢駅北口~一本松交差点に造られているものなど)ではなく、宇都宮市や世田谷区が手がけている「自転車レーン」の本格拡充にイッピョウ。ノ
「早ければ2010年度に自転車道か自転車レーンを造る方針」という藤沢市のお手並み拝見です。